2021年円高対策ユーロ円売りFXの全約定履歴を公開!
ども。投資軍師のかんべえです。
少し円高に動いてきていますね。
テーパリング、利上げ、しばらく下落トレンドとなるのでしょうか。
さて、今回は前回の「【全約定履歴公開】米ドル積立FXの2021年はいくら稼ぐことができたのか?」に続き、ユーロ円売りの2021年の成績を見てみたいと思います。
円高対策ユーロ円売り戦法「STEP3「ユーロ円売りで円高対策」」はいくら稼ぐことができたのか。
円高対策ユーロ円売りFX手法のおさらい
本題に入る前に投資法のおさらいです。
- FX口座は1通貨から取引ができ、ユーロ円売りスワップがプラスの「SBI FXトレード」を使う
- 取引単位は300~500ユーロずつ
- レバレッジは2倍以内(130円超はもちろん過去最高値も意識)
- 0.2~0.5円上がるたびに売りを仕掛けておく(指値注文を並べておく)
- ユーロ円が大きく上昇したときは多めに売る
- ユーロ円が下がるまでスワップ金利を貯める
- 0.5円~5円ほど下落してきたらユーロ円売りを決済していく
- 以上を繰り返す
円高対策としてドル円をショートするという考えもありますが、その場合は、スワップ金利がマイナスとなってしまい、長期投資には向きません。
一方、短期金利の関係で、ユーロは円より金利が低いので、ユーロ円売りであれば、スワップ金利が基本プラスになります。
そして、円の方が安全資産と考えられているので、円高・暴落時はユーロ円も下落します。
すなわち、ユーロ円売りを仕込んでおけば、スワップを得ながら、円高時に利益を得ることができるというわけですね。
過去の成績、手法は「円高暴落対策の投資としてユーロ円ショートは正解でした。」も参考に
2021年の円高対策ユーロ円売りFXの成績を振り返る
では、2021年の円高対策ユーロ円売りFXの成績を振り返ってみたいと思います。
まずは2021年のユーロ円チャートを見てみましょう。
(出典元:Investing.com ユーロ円チャート)
年初は124円台、2020年は120円割れをしていたので、まさかここまで上がるとは、という感じです。
天井が130円くらいかと思いきや、134円まで上昇しました。
危ない状況でしたが、その後は、レンジ相場に、何とかポジションを減らしながら調整するという感じが続いていますね。
2021年は基本的には上昇で、大きな暴落がない年でした。
では、以下、2021年の約定履歴を見てみましょう。
1月~2月
1~2月はとにかくユーロ円売りを仕込むだけで、なかなか利確ができませんでした。
130円をなんとなく天井に考えていたので、ちょっと売りを入れすぎた感じですね。もう少し想定レンジを広げないといけないなと感じました。
参考:ユーロ円が128円台へ!円高対策ユーロ円売りは続けていて大丈夫か?
3月~5月
ユーロ円は大きな調整もなくさらに上昇、5月末には133円台へ。含み損も膨らみ続けちょっと厳しい状態でしたね。
本来であれば、このあたりで、本格的に売りを入れれば正解だったのですが・・・。
金融緩和の威力を思い知らされましたね、もう少しレンジ幅を広く、今後は考えていきたいと思います。
参考:ユーロ円一時132円突破!ドル円買いユーロ円売り両建てトレードの状況
6月~9月
6月半ばからようやく利確ができ始めました。
134円を天井に、夏枯れ相場も重なって、128円台まで下落してくれました。これは助かりましたね。
まあ、ずっと上がり続けるものはありませんからね。長い歴史上、調整は必ずあります。
参考:ユーロ円133円⇒130円まで下落!ユーロ円売り利確を進めていきます。
10月~12月
その後は、レンジ相場が続きましたね。
オミクロン株の影響もあり、やや調整はあったものの、127円~132円のレンジ相場でしたね。
参考:円高・株安トレンドに突入か?南アフリカ変異株の影響なのか?
2021年のトータルの利益は?
では、2021年の利益を計算してみましょう。
トータルの利益は・・・
54,160円
でした。
後半の盛り返しで、それなりに利益を得ることができましたね。上出来でしょう。
過去の利益はしっかりとは計算していませんが「「円高暴落対策の投資としてユーロ円ショートは正解でした。」も参考に。
ちなみに現在の残高は
8万ユーロ近く売りがあり、含み損は35万ほどです。ちょっと厳しく見えるかもしれません。
ただ、前向きに見ると、次の暴落、円高に備えて十分にユーロ円売りを仕込めている状態ですね。ね。
引き続きスワップを増やしつつ、大きな動きを待ちたいと思います。
2022年のトレードスタイル
2022年はテーパリング、円高の流れになりそうですから、大きく利益を得たいですね。
120円割れまで行けば、ポジションを半分以下にしたいところですね。果たしてそこまで円高になるでしょうか。
昨年はちょっと想定レンジの目測を誤りましたので、もう少し広くレンジをとり、欲張らず、余裕を持って、堅実投資をしたいと思います。
以上、少しでもお役に立てれば幸いです。投資はくれぐれも自己責任でお願いいたします。
※円高対策ユーロ円売り戦法は以下記事参考に