STEP4では「テーマ株投資」ということで、個別株の投資法をご紹介しました。
STEP5は「ドル円買いユーロ円売り両建て戦法」です。
ドル円買いユーロ円売り両建てとは?
ドル円買いユーロ円売り両建て戦法とはSTEP2「米ドル投資」とSTEP3「ユーロ円売りで円高対策」を組み合わせたものです。
特に目新しいものではありません。
このように同口座「SBI FXトレード」でドル円買いとユーロ円売りを両建てしています。
この記事を書いている時点ではドル円は106円、ユーロ円は128円、円安に動いているときです。
ドル円買いは3万ドルほど、ユーロ円売りは6万ユーロほど保有しています。
円安になっているためユーロ円売りの含み損が大きくなっています。
一方、ドル円買いは含み損が縮小して、スワップ金利の金額と併せるとプラスになるほどになっています。
安時にユーロ円売りを多く仕込めていますので、円高になると、ドル円と併せてもプラスになる計算です。
これで、円高時、円安時、安定時、いずれも利益を得ていきます。
以下、詳しく見ていきましょう。
円高時⇒ドル円買いポジションを増やし、ユーロ円売りを決済していく
STEP2「FXでドルを積立投資&売買していく」で解説した通り、米ドル円は長期的に見ても底堅くなっています。
(参照元:Investing.com usd/jpy)
歴史的に見ても下がってもいずれ回復しています。
その、前提のもと、円高時にドルを買っていきます。
一方、円高時はユーロ円も下がります。
ユーロ円チャートも見てみましょう。
(参照元:Investing.com eur/jpy)
円高ユーロ安となれば、ユーロ円売りのポジションが利益が出てきますので、決済していきます。
円高時はドル円買いのポジションが増えていき、ユーロ円売りのポジションが減っていきます。
円安時⇒ドル円買いを決済し、ユーロ円売りのポジションを増やす
続いて円安時はその逆です。
つまり、円高時に仕込んでおいたドル円買いが利益が出てきますので、少しずつ決済していきます。
一方、円安となり、ユーロ円の価格も上がってきますので、円高時に備えてユーロ円売りのポジションを増やしていきます。
ドル円買いのポジションは減っていき、ユーロ円売りのポジションは増えていきます。
相場安定時⇒スワップ金利を得る
相場安定時には「ドル円買い」と「ユーロ円売り」両通貨ペアからのスワップを貯めていきます。
ドル円買いはもちろん、ユーロ円売りでも僅かながらスワップ金利が発生しますので、平常時はホールドしてスワップ金利を貯めていきます。
長期間安定相場が続いても、年利0.1~2%前後のスワップポイントは発生する見込みです。
(現在はコロナによる緊急利下げによりスワップ利回りは低くなっています。)
円高時、円安時、平常時、どこでも稼げる手法を目指す
以上のように円高時にはユーロ円売り決済の利益、円安時にはドル円買い決済の利益、平常時はスワップ金利、という感じで、相場がどのような状況の時も稼げるような手法になると考えています。
ドル円買いユーロ円売り両建て戦法の詳細は「FX両建てはドル円買いとユーロ円売り戦法の方がおすすめできる。」の記事でも詳しく書いていますので、ご覧になってくださいね。
あくまで現在の状況が続くと仮定した手法
この手法はあくまで以下の前提でなりたっています。
- ドル円相場が堅実な動きをしていること
- ユーロ円売りのスワップ金利がプラスであるということ
- ユーロ円とドル円の相関関係が強いこと
特に最近はユーロが強く、ドルが弱い状態も続いていました。その場合、含み損のみが増えてしまいますので、注意が必要です。(参考:ドル円買いユーロ円売り両建ての弱点)
ただ、大きな流れはドルとユーロは相関していますので、円高時はユーロ円売りを利確し、円安時はドル円買いを利確することが可能です。
また、ユーロ円売りがいつまでスワップ金利がプラスなのかもわかりません。安全資産の方が金利が低いのが通常ですからね。
とはいえ、以上の前提が続く限り、それなりに堅実に稼げるのではないかと思い、実践していこうと思います。
手法まとめ
- スペックが高くユーロ円売りのスワップがプラスのSBIFXトレードを使う。
- 一つの口座でドル円買いとユーロ円売りを両建てする戦法
- 円安時にドル円買いを利確し、ユーロ円売りを仕込む
- 円高時はドル円買いを仕込み、ユーロ円売りを利確
- 平常時は両通貨からのスワップ金利を得る
- レバレッジは2倍以内
- 相場がどんな状況でも利益を得る
かんべえ
レバレッジは2倍以内キープ推奨です。
ドル円買いユーロ円売り両建てにおすすめのFX口座
おすすめのFX口座は「SBI FXトレード」です。
- ドル円スプレッド0.27銭と狭い
- ドル円スワップが高い
- ユーロ円スプレッド0.4銭と狭い
- ユーロ円売りのスワップがプラス
- 1ドル、1ユーロ単位で取引ができる
「SBI FXトレード」はドル円スワップ金利が高く、かつ、ユーロ円売りのスワップもプラスです。
そして、1ドル単位で取引ができますので、100ドルずつという感じで少額から堅実投資をすることができるのが最大のメリットですね。堅実投資には欠かせない口座です。
(ドル円FX業者比較 2021年12月時点)
FX会社名 | 最小取引単位 | 米ドル円 スプレッド |
米ドル円 スワップ金利 |
SBI FXトレード | 1 | 0.2銭 | 12円 |
みんなのFX | 1,000 | 0.2銭 | 10円 |
LIGHT FX | 1,000 | 0.2銭 | 10円 |
ヒロセ通商 | 1,000 | 0.2銭 | 10円 |
GMOクリック証券 | 10,000 | 0.3銭 | 8円 |
DMMFX | 10,000 | 0.3銭 | 8円 |
(ユーロ円各社比較 2021年10月)
FX会社名 | 最小取引単位 | ユーロ円 スプレッド |
ユーロ円売り スワップ金利 |
SBI FXトレード | 1 | 0.4銭 | 8円 |
みんなのFX | 1,000 | 0.4銭 | 8円 |
LIGHT FX | 1,000 | 0.4銭 | 8円 |
ヒロセ通商 | 1,000 | 0.5銭 | 0円 |
GMOクリック証券 | 10,000 | 0.5銭 | 4円 |
DMMFX | 10,000 | 0.5銭 | 7円 |
※スワップ金利の金額は10,000ユーロ保有したときに発生する1日の金額です。プラスであることで長期保有をしながら円高を待つことができます。
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ドル円、ユーロ円のスペックが高く、1通貨単位で取引ができるのでSBIFXトレードは堅実投資には必須ですね。私も長年愛用しています。
ドル円買いユーロ円売りで短期的に売買しながら長期的にも稼ぐ
以上、STEP5「ドル円買いユーロ円売り両建て戦法」について私が実践している手法をご紹介いたしました。
ドル円、ユーロ円は乱高下することがあり、短期的にも売買で稼ぐことが可能です。乱高下をしてもレバレッジをかけていなければ安値で拾うことができ、比較的大きな値幅で利確することも可能です。
一方、安定相場が長く続ければ、スワップ金利で長期的にも稼ぐことができる手法です。
大きな利回りは得にくいかもしれませんが、うまく乱高下してくれれば、利回り5%以上は可能でしょう。
「ドル円買いユーロ円売り両建てFX損益状況」で定期的に損益状況も更新していきますので参考までに。