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STEP7「米国viショート投資法」

STEP6では「米国株投資」ということで米国株に投資する方法をご紹介いたしました。

続いては米国vi投資です。

米国viとは?

米国viとは投資家の恐怖指数である「VIX指数」の先物に連動する商品です。

vixチャート(出典元:VIX指数チャート trading view

VIXはNYダウ(米国の株価)が暴落すれば価格を上げ、安定時・株価高騰時には逆に価格を下げる性質を持ちます。

そして、米国viとは、このvix指数の先物に連動する商品で、CFD口座で取引をすることができます。

米国viチャートを見ますと

米国viチャート
(米国viチャート)

2015年からのチャートになりますが、2018年の米国利下げ時の大暴落、2019年のドル円フラシュクラッシュ時など、暴落時に価格が上がっているのがわかります。

つまり、米国viを買っておけば、株価暴落時に利益を得ることができるわけです。

しかし、米国viの長期買いは現在の相場では勝率が低くなります。

なぜなら、チャート上は底堅く見えますが、実際は「価格調整差額」というものが毎月発生していて、安定相場が続けば続くほど、価格調整差額は買いポジションにはマイナスに働くからです。

価格調整差額とは?

米国viはvix先物に連動して価格を形成しています。

先物には期限があり、米国viは連動する先物を毎月乗り換えています。

この乗り換え時に価格調整を行います。

例えば11月限月のvix先物の期限が来て、次に12月限月の先物に乗り換えたとします。

相場が安定、上昇時には期先の先物、つまり12月限月の方が価格が高くなります。

なぜなら、安定相場が続いている場合、より先の未来の方が不透明で、暴落の可能性が高いと考えられるため、先物価格が高くついている可能性があるわけです。

11月に期限がくるvix先物と12月に期限がくるvix先物。

どちらの先物の方がvix指数が高くなるか?

11月時点で相場が安定したら、未来の方が不透明なので、価格が高くなるのは当然ですよね。その結果、乗り換え時に価格の高い先物に乗り換えることとなります。

例えば、米国viが乗り換え時に「14⇒15」に価格が調整されるという感じです。

そして、その差額の1ポイント、1lotで1000円に相当しますので、価格調整差額が買いポジションの人には1000円マイナス。売りポジションの人には1000円プラスが計上されるというわけです。

ちょっと難しかったでしょうか。

簡単に言い換えると

「米国viのチャート上は底堅く見えるけど、実際は価格調整があって価格がほせいされているので、安定相場が続けば続くほど、実際の価格は下落し続けている」

こう考えていただくといいかと思います。

参考:価格調整差額とは?

米国vi投資のメリット

米国viに投資するメリットとしては

  • 米国vi買い⇒暴落相場に利益を得ることができる
  • 米国vi売り⇒安定相場が続けば続くほど利益が増える

このように、暴落相場時にも利益を出せる投資として人気が高まっています。

また、個人的には米国vi売りなら安定相場時でも稼ぐことができるという点に魅力を感じています。

米国vi投資のデメリット

米国viはCFD先物取引になります。

FX同様、買いからも売りからも取引を始めることができますが、リスクは高めです。

暴落時等、一気に価格が2倍近くまで変動することがあり、レバレッジをかけてしまうと一気にロスカットされてしまう可能性もあるため注意が必要です。

米国viショート堅実投資法解説

では、この米国viをどのように堅実投資に使っているのかを解説します。

  • 口座はGMOクリック証券CFDを使う
  • 口座資金は5万円以上入れておく
  • レバレッジは1~1.5倍以内に抑える
  • ポジションはショート(売り)のみ
  • 暴落があり米国viの価格が20~30を超えるのを待つ
  • 暴落後、しばらく様子を見て相場が安定してきたところを2lotショートポジションをとる
  • ロスカット設定を現在値から10以上に設定し、余裕をもってショートポジションを保有する
  • 米国viの価格が15ポイント前後まで落ちてきたら1lot決済し、残りは次の暴落イベントまで保有を続ける
  • 安定相場が続けば続くほど含み益が増えていく

米国viは相場が暴落時に一気に価格をあげますが、その後、暴落が終わって相場が安定してきてもすぐには価格を下げません。

一度、暴落が起きてしまうと投資家の恐怖指数はしばらく上がったままになるわけです。

相場が安定してきたところで、後出しじゃんけん的に米国viのショートポジションを取ります。

このあたりは裁量が必要ですが、大事なことは指値で売りを設定しておくのではなく、一度、暴落があってから数日時間を置くということです。米国viが上がりきるのを待ってからポジションをとるわけです。

もちろん、第二の暴落が来る可能性もありますので、ロスカット設定はしっかりとしておきます。

最近の相場は短期的な暴落が多いため、相場が落ち着いてきた後にショートポジションをとれば、勝率が高い傾向があります。

これで、安定相場が続けば続くほど、米国viの価格が下がってきてくれて、利益が増えていくというわけです。

安定相場時でも稼ぐのに米国viショートを使っています。

ちなみに米国viは1lot保有すると、1ポイントごとに1000円の損益が動きます。

米国viの価格は10~40くらいまで動きますので、口座の資金も大変動を加味して余裕をもって入れておくことをおすすめします。

※詳しい解説、実際の注文方法は本ブログを参考に
米国VIを売りのみで稼ぐ堅実投資法(相場安定時にコツコツ稼ぐ)

米国viの買いのタイミングとは?(上級者向け)

ちょっと上級者向きですが、米国viの買いにも挑戦しています。

暴落時の直前に米国viを買っていれば大きく利益をとれるからです。

しかし、暴落を予想するのは相当難しいですし、暴落が起きなければ、買いポジションはどんどん含み損が増えていきますので注意が必要です。

そこで、私が実践している米国viの買い方は

  • 米国viの価格が13ポイント前後で長く安定相場が続いている
  • 米国利上げやEU離脱など、暴落イベントの直前に買う
  • 暴落イベント後に暴落が起きなければ即損切りする

このような感じで暴落イベント前にギャンブル的に買うようにしています。とはいえ、レバレッジも低く抑えていますし、失敗すればすぐに損切するので、堅実だと思っています。

参考:米国VI買いのタイミングを考えてみました。

米国viにおすすめのCFD口座はGMOクリック証券

米国viにおすすめの口座は「GMOクリック証券CFD口座」です。

そもそも米国viを取り扱っているCFD口座も少ないのですが、取引のしやすさ、手数料等のコストを考えても、GMOクリック証券がおすすめですね。

参考:米国VIにおすすめの証券会社

米国viショート投資法 まとめ

以上、STEP7として私が実践している米国viショート投資法を解説しました。

特に安定相場ではなかなか利益が増えないので、この米国viショートは貴重だと思っています。

ここ数年は安定相場の期間がかなり長いですので、勝率が高い投資と見ています。

堅実にレバレッジを低く、焦らず投資するのがポイントですね。

CFDということで、なじみがなく、少し上級者向けになりますので、投資に慣れるまではSTEP6までで押さえておくのもいいかもしれません。

では、次はさらにリスクのある「新興国通貨FX」に行ってみましょう。

GMOクリック証券CFD口座で米国vi投資を始める

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