★高金利のメキシコペソにFXで堅実に投資する方法をご紹介
金利は高いが暴落リスクのあるメキシコペソ
リスクを下げつつ、利益を得る方法とは?実践している投資法を公開
STEP8では「南アフリカランド堅実スワップ投資法」をご紹介しました。
今回は引き続き新興国通貨の中でも人気の高いメキシコペソ投資をご紹介します。
繰り返しになりますが、新興国通貨はサブで考えていた方が良いでしょう。
メキシコペソスワップ投資とは?
メキシコペソスワップ投資とはFXでスワップ金利狙いで投資することを言います。
メキシコペソも金利も上昇中、2024年8月時点で11.00%と、高い金利を保っています。
(参考:メキシコペソ政策金利推移)
長期的には、4%~8%の高い金利を維持し続けていますが、2024年は世界的に利上げが進み、11%になっています。
また、メキシコペソは価格が安定している期間が長いのも魅力の一つです。
メキシコペソ円チャートも見てみましょう。
(参照元:Investing.com)
2017年~2019年は5円~6円とレンジ相場で安定していました。
しかし、2020年コロナショック、原油安により4円台まで大暴落。
ただ、その後、しっかりと回復してきていて、2022年には大規模金融緩和もあり、6.4円まで回復、2023年~2024年は8円~9円を突破しています。
安定していると思ったら、日銀利上げもあり2024年8月は7円台に暴落。
長期で見ると暴落も大きいのですが、戻りもあります。
安定が続くと、堅実な投資先と思われるのがこの難しいメキシコペソの特徴です。
- 政策金利4~7%と高い金利が魅力(現在は11%)
- FXであれば簡単に投資ができる
- 価格も比較的安定している
メキシコペソ投資のリスク
しかし、メキシコペソは金利が高い分、やはり、リスクも高いです。
改めてチャートを見てみましょう。
チャートを見てみますと、確かに安定する時期もあるのですが、暴落しだすとその下落率はかなり大きいです。
2016年の8円⇒5円への大暴落は50%近い暴落です。
これではスワップ金利以上の損失を出してしまい、場合によってはロスカットしてしまいます。
また2020年ではコロナショック、原油安の影響で5.5円⇒4.2円まで大暴落しています。
2024年8月日銀利上げでも大き下落。
安定した時期もありますが、暴落しだすと今までの利益が吹き飛ぶほどの暴落になってしまうというわけです。
- 定期的に大きな暴落がある
- リーマンショック時:12円⇒6円(50%の暴落)
- 2016年:8円⇒5円(50%近い暴落)
- 2020年:5.5円⇒4.2円(30%の暴落)
- 2024年:9円⇒7.2円(30%の暴落)
- 原油安の影響が大きい
メキシコペソ投資の注意点
上記の通り、メキシコペソには暴落リスクがあります。
そのため、「スワップを狙った毎月積立投資」は実は危険です。
平常時は確かに積立額ももらえるスワップ金利の金額も増えていくのですが、暴落するときは50%近く暴落しますので、スワップ金利以上の含み損が発生してしまいます。
結局、トータルで含み損が上回ってしまい、利回りはトータルでマイナス。数年塩漬けが続くといったワナにかかってしまいます。
また、新興国通貨は長期的にも下落トレンドですので、ずっと持っておけばいつかプラスになるといった考えも、勝率が低くなります。
メキシコペソFXで勝つためには?堅実投資法を解説
では、暴落リスクの高いメキシコペソにどのように堅実に投資をするのか?
私が実践している手法は以下の通りです。
- レバレッジは1倍~2倍以下に抑える
- 取引単位は2000ペソずつ
- 平常時はレバレッジ1倍以下
- 暴落があったときに大きく買う(レバレッジを2倍に近づける)
- 暴落後の戻りを売り、レバレッジを1倍以下にする
- 以上を繰り返しつつ、スワップ金利も貯めていく
重要なことは「平常時をレバレッジ1倍以下」にすること「暴落時にしっかり買う」ということです。
どうしても、安定相場ではレバレッジを上げて、スワップを狙いがちです。
2018年~2019年は5円前後で安定していましたので、レバレッジを大きくかける人も増えていました。
しかし、それでは、暴落時に何もできなくなってしまいます。
2020年4月には4.2円までの大暴落があり、含み損がスワップ金利を上回ってしまっている人が続出してしまっています。それでは、意味がありません。
そこで、平常時はレバレッジ1倍以下に抑えます。
そして、暴落時にこそ大きく買います。
2020年4月は4.2円まで暴落しましたが、その時に買いを入れていくわけです。
すると、平均取得単価は大きく下がり、トータルでプラスになれる可能性が上がるわけです。
大きく買うといってもレバレッジは2倍以下に抑え、堅実投資に徹します。
2020年4月の暴落ですが、4.2円まで暴落後、5円まで回復しています。
※結果として2023年には8円まで回復しています。まさに大成功なエントリーポイントでした。
長期チャートを見てもらえればわかる通り、暴落後には、やはり、大きな戻りがあります。
暴落時に大きく買うことに徹していると、戻りの時点で、平均取得単価を価格が上回ってくれます。
そこで、再び利確し、レバレッジを1倍以下にして、次の暴落を待つというわけです。
実践結果は過去記事も参考に
どうしても安定相場時にレバレッジを上げてスワップを狙いたい気持ちもわかりますが、リスクが高すぎます。
「損をしない」に徹することで、長期トータルでの勝率が上がるはずです。
メキシコペソの現在の残高損益(2024年8月)
では、実際に投資した結果もご覧ください。
現在の残高照会です。
私は「みんなのFX」を使ってメキシコペソに投資しています。
1lot=10,000ペソですので
- 保有残高:35,000ペソ
- 平均取得単価:7.986円
- 現在の価格:7.498円
- 含み損益:-17,090円
- スワップ金利:3,827円
2024年8月の状況です。
ようやく、動き出したので、買いを進めています。
史上最安値も視野に、レバレッジを低く、ルール通り積立をしていきます。
過去のトレード振り返り
過去を見ると、メキシコペソは2020年3月に暴落しました。上記、ルール通り暴落時にしっかり買っていきました。
参考記事⇒メキシコペソ円が4.8円まで回復!暴落時に買う堅実投資法はうまくいくのか?
その後、理想通りに回復し、2021年には5.5円まで回復してくれています。2022年5月には6.4円まで回復しています。そして、2023年には8円突破しました。
利確しつつ、ポジションを軽くしています。👇
スワップ金利+為替差益の両得を得ることができています。
ただ、もうほとんど、利確してしまい、ポジションが少ない状況です。
暴落するのを待つしかないといった感じですね。
2024年8月:ようやく暴落
ようやくメキシコペソが暴落してきましたので、買い増しをしています。
0.1円ずつ、2000ペソずつ、買い増しをしています。
一瞬の暴落を逃さないように、しっかりと指値を設定していきます。
メキシコペソの今後の投資戦略 2024年8月更新
ようやく、動いてきましたね。
まだまだ乱高下、暴落もあるかと思いますので、レバレッジを低く、6~7円台で買い指値を仕込んでいきます。
暴落時しっかり買い、スワップを貯めつつ、上がるのを待てるようにしたいと思いますね。
とはいえ、史上最安値更新もあると思いますので、レバレッジは低く保ちたいと思っています。
メキシコペソFXにおすすめ口座
続いて、FX口座の選び方です。
メキシコペソFXも口座選びは重要です。
堅実投資を実践するためにも口座の選び方の基準として
- スプレッドが狭い
- スワップが高い
- 1,000通貨単位で取引ができる
以上の3点を重視します。
おすすめは以下の口座です。(2024年8月時点)
いずれもスペックは横並びです。
スワップは政策金利の影響や為替価格の影響で変動はしますが、上記3社は高い水準をキープしています。
ここ最近は「LIGHT FX」「ヒロセ通商」「みんなのFX」が高スワップを維持しています。
レバレッジ管理がしやすいよう、メキシコペソ専用の口座は持っておくようにしましょう。
(メキシコペソ円FX業者比較 2024年8月時点)
FX会社名 | 最小取引単位 | ペソ円(MXN/JPY) スプレッド |
ペソ円(MXN/JPY) スワップ金利 |
LIGHT FX | 1,000 | 0.18銭 | 271円 |
みんなのFX | 1,000 | 0.3銭 | 251円 |
ヒロセ通商 | 10,000 | 0.2銭 | 250円 |
GMOクリック証券 | 100,000 | 0.2銭 | 150円 |
SBI FXトレード | 1 | 0.18銭 | 150円 |
※スワップ金利の金額は100,000ペソ保有時に1日に発生する金額です。利回り目安3~5%。
おすすめは「LIGHT FX」です。
スワップの高さには強みがあります。安定して高いスワップを維持しており、多くのメキシコペソ投資家が愛用している口座です。またスプレッドも狭いです。
メキシコペソスワップ投資の想定利回り
メキシコペソの価格も金利も大きく変動しますので、あくまで想定ですが
例えばみんなのFXであれば、100,000リラを保有すれば毎日約250円のスワップ金利を得ることができます。
1リラを8円で換算した場合。
100,000リラ=80万円ほど。250円×365日=91,250円。
91,250円÷80万円=11.4%
かなり大きな利回り想定です。
堅実投資法は以上です。
私が実践している堅実投資法は以上です。
STEP1から解説してきましたが、私が現状メインとしている投資は以下の通りです。
やはり、ドル円買いユーロ円売り投資(STEP2、STEP3)が堅実で、毎月少しずつですが利益を上げてくれています。
また、テーマ株投資(STEP4)は最近の官製相場の恩恵を受け、利益を出せています。
レバレッジは低く投資をしていますので、利益はコツコツですが、何より堅実投資は大変動相場強いです。
長期トータルで大きく資産を築きたいのであれば、一攫千金を狙ったハイレバレッジ投資ではなく、堅実投資を続けてみてください。
ご不明点はLINE相談もしていますので、お役立てください。