ども。投資軍師のかんべえです。
今回は私のメイン投資の一つであるSTEP3「ユーロ円売りで円高対策」について改めて解説します。
円高時に利益を得る投資法としてのおすすめポイントを解説します。
円高・株安時に利益を得るには?
株価はずっと上昇・安定が続くということはありません。
長い歴史を見ても、必ず、調整が来ます。
そこで、できれば暴落時にも利益を得ることができれば、リスクヘッジにもなるし、とても良いのでは?と考えてしまいます。
ですが、円高暴落時に利益を得るのはなかなか難しいです。
円高時に利益を上げれる投資として
- 株やインデックス指数先物を空売り
- インバース、ベア系の投資信託を買う
- 米国viを買う
- ドル円ショート
- ユーロ円ショート
等が考えられます。
大きく値幅を取るのであれば、日経ダブルインバース等の銘柄を買った方が良いのですが・・・
これらの銘柄にはデメリットがあります。
保有コストが高すぎる⇒長期保有ができない
例えば、人気のETF日経ダブルインバースを見てみましょう。
(NEXT FUNDS) 日経ダブルインバース上場投信:1357
(参照元:SBI証券ダブルインバース)
このような感じで、どんどん下落しています。
2016年には4000円台であったこの銘柄もいまでは500円。8分の1まで暴落しているわけです。
確かに、コロナの3月のときなど、800円台から倍の1600円になっている点もあり、魅力はあるのですが・・・。
こちらは日経平均です。
2016年のときの株価が16000円、その時のダブルインバースは4000円近く。
そして、2020年3月の時、コロナショックで16000円となりましたが、ダブルインバースは1600円までしか上がっていません。
これは、コンタンゴ(減価)によるものです。
ちょっと難しいですが、先物系ETFは連動指標が限月が来た場合、次の連動指標に乗り換えるわけですが、株価安定時は基本はコンタンゴ、期先の価格が高くなっており、そのため、また下げ幅があり、どんどん価格を下げていく。
まあ、難しい話は置いておいて、VIX・インバース・ベア先物系ETFは株価が上昇した時だけなく、安定しているときもどんどん価格を下げていくというわけです。
これは米国viの時も解説しました。
参考:【注意】米国viショートのロスカットレートを80超にしてても安全はない理由
結果、相場安定時に長期保有をすると、どんどん株価が下がってしまうわけです。
つまり、保有コストが高いわけです。
もちろん、株価暴落が1年~2年以上続けば、元値に戻るのかもしれませんが・・・。
それまでに、価格が下がり続けていき、最悪の場合、上場廃止になってしまうこともありますので、こういった、よくわからない投資信託を買うのはおすすめしません。
その他、信託報酬もかかります。
また、株価の空売りも同様に保有コストがかかりますし、ドル円売りもスワップ金利を支払なければなりません。
株価が下がるまでずっと長期保有して待てる銘柄ではない
ということです。
これらを買うのであれば、暴落の直前に買うしかありませんが、暴落がいつ始めるのか?それは誰にも予想ができませんよね。
ユーロ円売りなら?円高・株安まで長期保有して待てる
そこで、発見したのがユーロ円売りです。
ユーロ円はドル円とある程度の相関関係があり、円高暴落時は下落します。
すなわち、ユーロ円売りを保有していると利益が出るわけです。
ユーロ円売りならスワップ金利がプラス
そして、何よりユーロ円売りはスワップがプラスです。
このように、ユーロ円売りを長期保有してもスワップ金利が貯まっていき、保有コストがかかりません。
すなわち、株価が暴落するまでずっと保有することができるわけです。
株価安定期間が長くても問題ないというは、すごいことだと思います。
もちろん、円安が大きく進み、ユーロ円が130円、140円となれば、含み損は増えていきますが。
それでも、レバレッジを低くしておけば、長期保有可能ですし、ナンピンでも勝率は高めだと思われます。(もちろん、絶対ではない)
また、それだけ円安になると、他の通貨は株銘柄も上がっているので、利益でカバー可能ですね。
ユーロ円売りをレバレッジを低く、コツコツ仕込んでおくことで、円高時に比較的リスクを低く利益を得ることができています。
ユーロ円売り手法解説
STEP3より改めて手法を解説
- FX口座は1通貨から取引ができ、ユーロ円売りスワップがプラスの「SBI FXトレード」を使う
- 取引単位は300~500ユーロずつ
- レバレッジは2倍以内(130円超はもちろん過去最高値も意識)
- 0.2~0.5円上がるたびに売りを仕掛けておく(指値注文を並べておく)
- ユーロ円が大きく上昇したときは多めに売る
- ユーロ円が下がるまでスワップ金利を貯める
- 0.5円~5円ほど下落してきたらユーロ円売りを決済していく
- 以上を繰り返す
円高時・暴落時はほとんどの資産がマイナスとなってしまいますので、ユーロ円売りのポジションはなるべくすべて決済しないようにしています。
ドル円フラッシュクラッシュ時、コロナショック時など、大きく利益を上げることができています。
ただし、現時点で有効な手法
ただし、これは現時点で使える手法です。
ユーロや円の金利が変われば、また、状況は変わってきます。
このあたり、注意が必要ですね。
円安時に淡々とユーロ円売りを仕込んでいきます。
以上、円高対策ユーロ円売りについて改めて解説しました。
いまだにVIXはダブルインバースに投資している人も多いですが、メインはユーロ円売りにすべきでは?とも思います。
もちろん、暴落を予想して買うのであればいいですが、長期保有してしまうと塩漬けになり、回収がきでないくらい減価してしまいますので、注意が必要です。
円高対策はメインにユーロ円売りを入れつつ、時として、他の銘柄も少し買うくらいが良いのではと思います。
以上、少しでもお役に立てれば幸いです。