日銀の政策はいつまで続くのか?
ども。投資軍師かんべえです。
さて、米国も0.75%に利上げ、そして、日本は国債が暴落中。
話題の指値オペですが、そろそろ限界なような気もしています。
今後の見通し等を書きたいと思います。
指値オペとは 国債利回りとの関係
私も詳しくは理解できていませんが、現状理解できている段階です。
コロナの影響もあり、世界的に金融緩和が進み、インフレが加速しました。
そして、各国は利上げを進めています。
ただ、日本は金利は据え置き。
その結果、日本の国債価格は下落しているという感じです。
国債が暴落してしまうと、長期金利が上昇してしまいます。
また、日本は国債債務が多大にあるというのもあり、政府は国債の価格が下がるのを防ぎたいわけです。
そこで、10国債の利回りが0.25を超えないように、買い支える政策が指値オペというわけです。
国債というのは償還時に額面金額で償還されるのですが、時価が償還金額より低くなれば、利回りがあがるわけです。
110円で10年後に償還される国債が100円で売られていると、利回りは10%なわけですが、さらに下落し、国債価格が90円、80円とさがると、利回りも上がっていくわけです。
これを0.25に抑える。すなわち、国債価格の暴落を抑えるために政府がお金を発行して買っているわけですね。
このように金利が0.25を超えることが最近では頻繁に起きており、介入が続いています。
無限指値オペの弊害:円安が止まらなくなる
ただ、無限に介入を続けるとどうなるのか?
現状のように円安・インフレが止まらなくなるわけです。
(参考:SBI証券ドル円チャート)
ドル円は135円突破し、20年ぶりの高値となっています。
さらに国債が下落し、さらに介入となると、どんどん円安、原料高、インフレとなってきて、日本経済にも打撃を受けてしまいます。
無限に介入することはやはりできないと考えられます。
今後、日銀政策はどうなるのか?
では、今後、日銀の金融緩和政策はどうなるのでしょうか?
ヘッジファンドが空売りで参戦
このような記事も出ていました。
国債価格の買い支え政策ができなくなり、暴落するとみて、ヘッジファンドが国債先物の空売りを続けているとのことです。
世界的に見ても日銀のYYC(イールドカーブコントロール)は不可能だとみられているようです。
国債暴落、サーキットブレーカー発動
さらには、昨日、債券先物市場でサーキットブレーカー発動しました。
暴落が起こりやすくなっているわけです。
今後の見通し
やはり、政府と言えど、マーケットをコントロールはできないのでは?と思います。
コロナでの金融緩和で、世界的に利上げをしているわけですから、日本も対応が必要になるでしょう。
無限に介入はできるとの説もありますが、現状のように異常な円安が起きています。このまま円安が続けば、企業・経済界からの反発もあり、動けなくなる可能性もあるのでは?と思います。
スイスフランショックにも似ていますね。
政策転換になるとどうなるか?
では、仮に、指値オペを辞めることとなるとどうなるか?
今と逆の現象が起きるのではと思います。
すなわち、国債価格暴落、長期金利上昇、円高、株価不動産価格の下落。
軽い経済ショックが起きるのでは?と思いますが・・・実際にどうなるかは起きてみないと本当にわかりませんね。
投資戦略はどうすればいいか?
では、投資戦略はどうすればいいか?
ユーロ円売りでいきたい
メイン投資のユーロ円売りが効果を発揮すると思います。
今こそ、ユーロ円売りを仕込みたいのですが・・・、現状は余力がほとんどなく、ちょっと難しいですが。
参考:ユーロ円140円突破!円安が止まらない。【トレード振り返り2022年5月30日~6月5日】
現状は介入により円安になっているわけですから、逆の現象となれば、円高になる可能性が高いのではないかと思っています。
円高時に利益を得れればと思っています。
円高対策ユーロ円売り戦法はSTEP3参考に
VIXやダブルインバース、その他の空売りは危険
暴落が起きると考えて、VIXやダブルインバースを買うという方法もありますが、これはおすすめできません。
なぜなら、いつ、暴落が起きるが起きるかわかりません。起きずにこのまま相場が安定することも十分考えられます。
VIXやダブルインバース等のETF銘柄は保有コストが高いです。減価していきます。
つまり、投資が長期になればなるほど、勝率が下がっていく性質なのです。
その点、ユーロ円売りは現状ではスワップがプラス。保有コストがかからないわけですから、勝つまで長期保有が可能というわけです。
ドル円も買っていく
円高となれば、米ドルの積立も増やしたいですね。乱高下で往復売買ができればと思っています。
とにかくレバレッジを低く
政策転換乱高下が予想されます。一瞬だけ暴落して、また戻すなんてこともありますが、レバレッジをかけてしまうと、その一瞬の暴落で強制ロスカットなんてこともありますので、注意が必要です。
乱高下相場では堅実トレードが威力を発揮しますので、とにかく、低レバレッジで。
まとめ 相場に併せて堅実に
とはいえ、どうなるかわかりません。
例のごとく、相場に併せて、淡々とトレードしていきたいと思います。
引き続き注視していきましょう。
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