ユーロ円156円突破し、ドル円買いユーロ円売り両建て戦法の危機!
ども。投資軍師かんべえです。
久々の更新となります。
ご存じの通り、ちょっと厳しい状況ですね。
現状分析、反省点等、ブログにまとめておきたいと思います。
円安が止まらない ユーロ円売りの含み損が限界に
まずはユーロ円チャートです。
調整もなく、上昇し続けています。なんと、156円まで行ってしまいまいました。
ドル買いユーロ円売り両建ての状況
ドル円買いユーロ円売り両建ての状況です。
非常に厳しい状況です。
ユーロ円売りの残高は10万を超え、含み損も3百万近くとなってしまい、マイナススワップも20万を超えてきています。
これは、さすがに想定外でした。危機的状況です。
今後の可能性ですが
- さらにユーロ円が上昇し、強制ロスカットとなる
- ユーロ円が現在の価格を停滞し、マイナススワップが増え続け、強制ロスカットとなる
- 為替介入、日銀の利上げ等、サプライズが起き、助かる
このような感じでしょう。
いずれも可能性は五分五分かと思いますが、ギャンブル的な投資となってしまいました。
ドル買いユーロ円売り両建て戦法の反省点
2018年あたりから始めたこの戦法。
- スペックが高くユーロ円売りのスワップがプラスのSBIFXトレードを使う。
- 一つの口座でドル円買いとユーロ円売りを両建てする戦法
- 円安時にドル円買いを利確し、ユーロ円売りを仕込む
- 円高時はドル円買いを仕込み、ユーロ円売りを利確
- 平常時は両通貨からのスワップ金利を得る
- レバレッジは2倍以内
- 相場がどんな状況でも利益を得る
相場がどんな状況でも稼げると思っていましたが・・・。
あくまでユーロ円売りのスワップがプラスであるという前提でした。
各国の利上げが始まってからは、逆風となってしまいっています。
反省点①:利上げは予想できなかったか?
まずは利上げですね。これは予想ができなかったのか?
可能性としては考えていましたが・・・・。
- 一時的なもの、軽微なもの
- 金利が上がればリスクが高まりユーロ安になる
と思っていましたね。
約20年のEUの政策金利ですが
リーマンショック時等では4.5%まで上がっています。
このような歴史を考えれば、同様に金利が上がる可能性をもっと見ておいた方がよかったでしょう。
ちなみに日本の政策金利ですが・・・
2008年0.5%にあげたことはあるようですが、それ以降はゼロ金利政策。
ある意味すごい国だと思いますね。
果たして、今回もこのままゼロ金利を維持するのでしょうか。
反省点②:ユーロ円は150円、160円突破も視野に
長期のユーロ円チャートを見てみましょう。
約20年のチャートですが・・・
ここ10年では150円を超えてきていなかったので、そのあたりが天井かなと思っていましたが・・・。
もっとレンジを広く考えて投資をしなければなりませんでしたね。
2006年あたりは170円まで上がっていますからね・・・。
まあ、どうしても結果論にはなりますが、150円を超えるまではポジションを軽くしておくのが良かったと言えるでしょう。
反省点③:大きな流れ 金融サイクルを意識する
コロナショック後、世界的に金融緩和が進み、そして、インフレが進み、利上げが始まりました。
この結果、円安が進んでいくというのは、大きな流れとして理解できたはずでしょう。
今は、まさに円安のピークに向けて進んでいるという感じです。
恐らく、利上げが一服すると、また、利下げ、円高の流れが来るとは思いますが・・・。果たしていつになるのやら。
まさに円安へのピークに進んでいっているときにナンピンを入れてしまうと、なかなか厳しい状況になってしまいますよね。
大きな金融サイクルのながれを意識して投資をすることの大切さを学びました。とはいえ、なにがおきるかわからないので、これも結果論だと思いますが・・・。
ドル円買いだけにしておけばよかったのか?
含み損がふえるだけであれば、長期的に耐えればいつか勝てると思うのですが、今回のように、ユーロ円売りのスワップがマイナスなので・・・
長期になればなるほど、どんどん勝率は下がってしまいます。
ユーロ円売りはVIXやらベアETFとは違い、長期戦ができると思っていましたが・・・。
まあ、理論的に考えてそれは難しいですよね。
すなわち
下落相場で儲けるように準備するのは難しい
ということです。
では、どうしていればよかったのか。
ユーロ円売りといった下落相場に備える投資はせずに、ドル円買いや個別株を買うだけの投資をしていればよかったのでしょうか。
ただ、その場合、ドル円は130円を超えてきた当たりほとんど利確してしまいます。
数年前は、誰もが130円を超えることさえ、想定していませんでしたからね。ましては150円つけるなんてことは考えられませんでした。
ですが、仮にドル円買いだけにしていれば、「損はしなかった」と思いますね。
「損をしない投資」がどれだけ重要なのか、身をもって感じましたね。
ドル円買いであれば、仮に下落し続けても、レバレッジを低く、スワップを貯めながら待つ投資ができたと思いすが・・・。
とはいえ、米ドルより円の金利の方が高くなってしまうケースも、何が起きるかはわかりませんからね・・・。難しいところです。
ユーロ円売りではなく、ゴールドを買う、といった手法の方が良かったかもしれません。
もしくは
ドル円買い7割:ユーロ円売り3割
といったベースの投資法が良かったのでは、とも思いますね。難しいところですね。
今後の見通し 下がるかロスカットか
さて、そうはいっても、もう投資を戻すことはできません。
これからどうするかですが・・・。
下がるかロスカットか
といったギャンブル投資になってしまっています。
ただ、希望は持っています。もう一度、ユーロ円チャートを見てみましょう。
過去を見ても、これだけ大きく上昇した後は、大きな調整が来ています。
結局、利上げをすると、リスクが高まり、シリコンバレーバンクが破綻するように、歪みが起きてくるのだと思いますね。
そして、また利下げし、回復を待つ、といった感じになるとは思います。
また、過度な円安は介入の可能性もあります。
日銀もYYCに感じ、サプライズがある旨も言われているそうです。
いずれにしても、いつかは調整が来るでしょう。
ただ、それまでに、ロスカットしていないか、耐えられるか、という問題がありますね。
個人的には何とか、耐えきれるだろうと思っていますが・・・。果たして。
仮に、大きく下がってくれて、助かったかとして、今後、ユーロ円売りをした方がいいのか、これも難しいところですね。
色々と勉強になる相場ですね。引き続き注視していきましょう。