ECBも11年ぶりに利上げに踏み切り、ユーロ円売りのスワップがマイナスに
ドル円買いユーロ円売り両建て戦法は大丈夫なのか?
ども。投資軍師かんべえです。
世界的な利上げが続く中、ユーロも遂に利上げしました。
スワップ金利もマイナスになり、円高対策ユーロ円売りは大丈夫なのか?
ユーロ円売りのスワップがマイナスに
愛用しているSBIFXトレード口座ですが、ユーロ円売りのスワップがマイナス10円となりました。
これは10,000通貨ユーロ円売りを保有した場合の1日に発生するマイナススワップの金額です。
1日10円ですので365日で3,650円
10,000ユーロが約1,360,000円(1ユーロ136円換算)ですので
3,650円÷1,360,000円=約0.26%
年間0.26%の金利を支払うといったイメージです。
現状は問題なしと判断
ユーロ円売り戦法はスワップを貯めながらじっくりと円高を待って利益を得ることができる手法です。
ユーロ円売りのスワップ金利がマイナスになってしまったら戦略が崩壊していしまうのでは?と思われるかもしれませんが、現状では問題なしと判断しています。
理由としては
- マイナススワップの金額がまだまだ小さい
- ユーロ円売りはスワップを得るためにやっているのではなく、保有コストをかけずに円高・暴落対策ができるものとして、評価している
- よって一時的なマイナススワップは問題ない
- 金利が上がるということはリスクが上がるということ、リスクオフ時にユーロ円がより下がりやすくなる傾向
ユーロ円売りは「円高・暴落」時に利益を得る方法として使っています。
円高暴落時に利益を得る方法として、ドル円売りや、ベアETF、VIX、ダブルインバース等、ありますがいずれも保有コストが高く、長期になればなるほど勝率が下がります。
そこで、スワップ金利もプラスなユーロ円売りを使うことで、下がるまで待ち、下がったら利益を得れる、いわば勝つまで待てる戦法ができています。
この点、確かに、スワップ金利がマイナスになるのは困りますが、期間が一時的で、少額であれば問題ありません。
要はトータルで保有コストが大きくマイナスにならなければ問題ないわけです。
私の場合は5年以上ユーロ円売りを保有していて、スワップは貯まっています。1年~2年マイナススワップが続いたとしても、トータル保有コストはマイナスではないので、問題ありません。
保有コストを少なく、円高時に利益が出る戦法をしていますので、現状はまだ問題なしと判断しています。
また、金利が上がるということはリスクが高まるということです。
何か、経済ショック、リスクオフな事象が起きれば、ユーロ安になりやすくなるわけです。
その分、決済利益が増えますので、むしろ、より良い状況なのかもしれませんね。
現状はこのような感じで、スワップ金利も4万くらいありますので、これがマイナスになるほどのマイナスが続かなかれば問題ないと思っています。
戦法を変えなければならない状況とは?
ただ、現状があまりよくない状況というのは事実です。
やはり、ずっと有効な戦法はありませんよね。
今の状況でしたら、まだ継続していきますが、仮に
マイナススワップが大きくなり、かつ、長期間続く
このような状況になれば、手法を考え直さないといけないかもしれません。
ただ、上述した通り、金利が上がるということはリスクがあがります。
円高ユーロ安となり、利確できる可能性も高まりますので、今のところは大丈夫かな?と思っています。
円高対策ユーロ円売り戦法とは
実践している円高対策ユーロ円売り戦法ですが改めて
- FX口座は1通貨から取引ができ、ユーロ円売りスワップがプラスの「SBI FXトレード」を使う
- 取引単位は300~500ユーロずつ
- レバレッジは2倍以内(140円超はもちろん過去最高値も意識)
- 0.2~0.5円上がるたびに売りを仕掛けておく(指値注文を並べておく)
- ユーロ円が大きく上昇したときは多めに売る
- ユーロ円が下がるまでスワップ金利を貯める
- 0.5円~5円ほど下落してきたらユーロ円売りを決済していく
- 以上を繰り返す
このような感じで、下がるたびに利益を得ていきます。
過去には英国EU離脱時、ドル円フラッシュクラッシュ、コロナショック、夏枯れ相場等等、暴落時に利益を得ています。
ひとまず現状維持です。引き続き堅実投資で
ユーロ円売り、これまでも時々マイナスになりますが、トータルでプラスであれば問題ありませので、慌てずルール通り運用していきたいと思います。
大事なことは堅実投資です。レバレッジ2倍以内を維持しつつ、堅実に投資を続けていきましょう。ではでは。
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