コロナショックで乱高下となった相場と投資結果を振り返ってみたいと思います。
ども。投資軍師のかんべえです。
コロナショックで相場の乱高下が続いています。
本当にどうなってしまうのでしょうか。
リーマンショックの再来となり、日経平均10,000円割れ、ドル円70円台なんてこともあるのでしょうか。
では、今週の相場の振り返りと、投資結果を簡単ではありますが公開します。
3月9日~14日の相場を振り返り総括 激しく乱高下
本当にすごい相場でした。
1000ドル単位での乱高下が日常茶飯事になっています。
NYダウです。
(参照元:SBI証券NYダウ)
27000ドルあったNYダウは大暴落。1日2000ドル暴落。サーキットブレーカーが発動する事態に。
週末は介入等もあり、23000ドルまで戻しています。
1000ドル単位での乱高下が続いています。
続いて日経平均も見てみましょう。
21000円から17000円までの大暴落・・・
3月13日には日銀介入がありましたが、戻った思ったらまた暴落が起き、ほとんど効果がありませんでした。
そして、米ドル円です。
こちらもすごいですね。
101円円高になったと思ったら、現在は108円に戻しています。
株価が暴落しているにもかかわらずこれだけ円安になるのはちょっと不可解ですよね。
大規模なQEが行われるとの観測から戻しているらしいですが・・・。
次週も大荒れ相場が続きそうですね。
今週の投資結果
では、投資の方はどうだったのか?
Twitterでもつぶやいていますが、こんな乱高下相場こそ、堅実投資の重要性をお伝えしたいです。
ドル円積立投資
まずはドル円トレードです。
STEP2「FXでドルを積立投資&売買していく」の通りドル円積立投資を実施しています。
チャートを見ての通り、すごい値幅でした。
しかし、下がったら買って、上がったら売っておけば儲かる、ある意味ボーナスタイムでしたね。
約定履歴を見てみましょう。
3月9日、週明けは大暴落!
300ドル単位ではありますが、とにかく買いました。
101円台でも買えています。
その後、ドル円はどんどん回復していき108円台へ。
値幅5円以上とることができ、決済利益も1万円以上得ることができました。
低レバレッジ投資はコツコツですが、このような乱高下相場でも落ち着いて利益を出せるのが魅力ですね。
「コロナショックでドルは買うべきか?」でも書いていますが、結果として、現在のところ買って正解でした。
ただ、せっかくの大暴落であるにもかかわらず、101円台であまり買えなかったことは反省ですね。
「暴落時こそ大きく買う」というのをメイン戦略に考えていますが、実際に暴落を目の当たりにしてしまいますと、恐る恐るになってしまいます。
なにせどこが底かわかりませんからね・・・。
次回の暴落があればもちろん慎重に行きますが、もう少し大きく買いたいと思います。
ユーロ円売り
続いて円高対策ユーロ円売りです。
STEP3「ユーロ円売りで円高対策」で解説しています。
(参照元:SBI証券ユーロ円チャート)
ユーロ円ですが120円から116円台までの動きで、そこまで値幅がありませんでした。
円高暴落対策に仕込んでいたのですが、思ったほど下がらず、ちょっと辛いところですね。
ですが、それでもプラスになってくれています。
まあ、いままでドルに対してユーロが弱すぎたというのもありますね。
では、トレード結果です。
3月9日、週明けから大幅に円高になりましたので利確していきました。120円台で仕込んでいたユーロ円売りを決済し、こちらも利益は1万円超となっています。
そして、金曜日には119円に戻ってきましたので、再びユーロ円売りを仕込んで次の暴落を待つという感じです。
ユーロ円売りが円高対策として機能はしました。こんな暴落なので、もっと儲かるつもりではありましたが・・・。
ドル円買いユーロ円売りの残高です。ドルが戻ってきたので含み損も減ってきました。 pic.twitter.com/9MuDtubYa8
— かんべえ@投資軍師 (@kanbei_toushika) March 14, 2020
南アフリカランド円スワップ投資
続いて、南アフリカランドスワップ投資です。
(参照元:SBI証券南アフリカランド円チャート)
7円から遂に6円割れを見せました!
こちらも大暴落ですが、その後は底堅く、6.7円くらいまで戻しています。
こちらも買っておけば儲かる相場でした。
では取引履歴です。
週明け6円割れしたのですが、さすがに5円台での注文を仕掛けておらず、6円台でしか買えませんでした。
しかし、それなりに安値で買いを仕込めました。
その後、6.7円近くまで上げてきたので、利確していっています。
続いて南アフリカランド円です。ちょっと買いすぎたかもしれません。もう少しポジションを減らしたいところですね。 pic.twitter.com/4uQaayJEof
— かんべえ@投資軍師 (@kanbei_toushika) March 14, 2020
ちょっとポジションが増えすぎましたので、次の暴落に備えてもう少し軽くしておきたいところですね。
メキシコペソ円スワップ投資
続いて、メキシコペソスワップ投資です。
(参照元:SBI証券メキシコペソ円チャート)
こちらも大暴落、史上初の4円台に突入しています。
では約定履歴です。
こちらは「みんなのFX」を使っていて形式が違いますが、0.2lot=2000ペソ、ずつ買っていっています。
4.7円でも買えています。まだレバレッジは1.5倍ほど。
さらなる暴落があれば、大きく買っていきたいです。
最後にメキシコペソ円です。
4円台でそこそこ買えましたので、平均取得単価も下がっています。また暴落があれば大きく買いたいですね。#メキシコペソ pic.twitter.com/tYFFT54f5u— かんべえ@投資軍師 (@kanbei_toushika) March 14, 2020
残高はこんな感じです。平均取得単価を4円台にしたいところですね。
個別株
続いて個別株です。
STEP4「テーマ株投資」で解説しています。
もう、ほとんど暴落、含み損がどんどん増えています。
ですが、マクロで下がった時こそ、ミクロで買う。
堅実銘柄を買っていっています。
「小型株でおすすめの銘柄をピックアップした」でもピックアップしている
「イメージワン」「環境管理センター」「イトーヨーギョー」など。
昨年お世話になった銘柄をまた買っていっています。果たしてどこまで下がるのか・・。
VIX先物ETF
これは負の遺産なのですが、VIX先物ETFが高騰を続けています。
塩漬けダブルインバースとvix短期。さすがにvixはまだまだ厳しそうですね… pic.twitter.com/IdVbQxx8m4
— かんべえ@投資軍師 (@kanbei_toushika) March 13, 2020
詳しくは「2020年2月追記:コロナショックでストップ高となっています。」で書いていますので参考にしていただきたいですが。
完全に塩漬け、回収不能と思っていた「日経ダブルインバース上場投信」や「国際のETF VIX短期先物指数」等が株価を上げています。
ダブルインバースの方はもしかしたらプラスになるかもしれません。
まあ、トントンに戻れば御の字ですが、そこまで、暴落が続くと、別の問題が生じますので、複雑な心境ですね。
投資振り返りまとめ
といった感じで、個人的には淡々と利益を得ることができました。
やはり、こういった暴落相場があると、長期堅実投資の重要性に気づかされます。
レバレッジを低くしてじっくりと待てば、こういった一瞬の安値で買うことができます。
レバレッジをかけている人の多くは、この暴落で今までの利益を失ってしまっています。
損切ができなくて、結局ロスカットされ。やけになって、売りで入ったら、また高騰して損をする。
冷静な投資ができなくなってしまいます。
私も昔そうでしたが、やはりレバレッジをかけた投資はよくありません。
「簡単に早く稼ごうとする心が貧乏脳」であることを肝に銘じ、堅実投資に切り替えていきましょう。
米国viのショートをしている人が多い件について
さて、前回のブログ「【注意】米国viショートのロスカットレートを80超にしてても安全はない理由」でも書きましたが、米国viのショートをしている人があまりに多いことに気づかされました。
まさかVIXのようなマイナーな銘柄がこんなにも人気だとは・・・という感じです。
そして、多くの人がショートポジションを持っており、塩漬けとなってロスカットできない状態となっています。
また、バックワーデーションについて理解しておらず、リーマンショック時のロスカットレートを大きく超えて設定しておけば、長期的に必ず勝てると勘違いしている人もいるようでした。
これも、ウォーレンバフェットの格言の通り
「よくわからないものに投資をするな」
です。
そして、当り前ですが、絶対勝てる投資はありません。
リターンがあれば、その分リスクはあります。
米国viショートも、確かに、相場は安定している期間の方が基本長いので、ショートの方が勝率が高いのはそうだと思いますが、これも条件付きです。
私もSTEP7「米国viショート投資法」で米国viはしていますが、今回の件でさらに理解が深まりましたね。
トラリピ等の自動売買参加者も危険か
さて、米国viに以外に投資初心者が多いことには驚かされました。
同じく、トラリピ等の自動売買参加者も投資初心者の方が多く、本格的な暴落が来ると同じくパニックになるのではないかと懸念しています。
トラリピやループイフダン等は結局のところナンピン買いですから、レバレッジをかけてしまうと、もちろんロスカットの危険があります。今週は運よく為替が戻りましたが、仮に90円台、80円台に、落ちたまましばらく停滞した場合、大丈夫なのか?と考えた方が良いですね。
— かんべえ@投資軍師 (@kanbei_toushika) March 14, 2020
恐らく米国viもわけもわからず、投資初心者の人が多く参加していることで、今回のパニックとなりましたが…
次はトラリピ等の自動売買参加者がロスカットや塩漬けが続出するのではないかと思います。もちろん、暴落がないのに越したことはありませんが・・・。— かんべえ@投資軍師 (@kanbei_toushika) March 14, 2020
トラリピについては「トラリピ等の自動売買FXのリスクとおすすめできない理由について」の記事に書いていますので、参考に。
結局のところ自動売買はナンピン買いをすることになります。
今回は運よく101円から108円に戻してくれました。
しかし、そのまま100円割れで数ヶ月停滞することもあり得ます。その場合、対応できるのか?ということも改めて考えておいた方が良いでしょう。
暴落はない方が良いですが、かなり高い可能性で来ると、用心しておくべきです。
今後の見通し
今週は本当にすごい相場でした。まさに10年に一度あるかないかの相場ですね。
さて、次週以降、今後の見通しですが、乱高下は続いていくと思います。
東京オリンピックも延期となりそうですし、様々なリスクが予想されます。
リーマンショックと同じく日経平均10,000円割れ、ドル円80円割れも視野に入れています。
一方で、日銀介入、FRB利下げなど、暴騰要因もあるでしょう。
米国の金利が下がっていくので、スワップ投資としての旨味は減っていくと思われます。
しかし、乱高下相場では堅実投資の稼ぎどころです。
どのように相場が動いても、レバレッジを低く、下がったら買い、上がったら売るを淡々と繰り返していこうと思います。
特に円高対策のユーロ円売りが効果を発揮してきていますので、こちらも期待です。
また、大暴落相場でほとんどの人がロスカットされたときは、実はイージーな相場となっていますので、その時を狙って買っていくつもりです。
いずれにしても、次週以降も資金管理には十分注視しつつ、堅実投資を続けていきたいと思います。