暴落時に稼ぐにはショート(売り)ですが、マイナススワップが発生してしまいます。
そんな時にはユーロ円売りのショートがおすすめです。
こんにちは。投資軍師のかんべえです。
円高、暴落時、どうすれば稼げるか?
それは当然、ショート(空売り)をしておけばいいのですが、基本はマイナススワップが発生してしまいます。
今回はマイナススワップを発生させずに円高時に稼ぐ方法をご紹介
ショートをするとマイナススワップが発生します
ドル円、ランド円、トルコリラ円、最近は暴落を狙ってショートをする人も増えているようですが・・・
(SBI FXトレードスワップ一覧 ※1通貨当たりの1日のスワップ金額、3倍デー)
このように「売SW」つまり、売りスワップはマイナスとなってしまいます。
暴落時にショートをしておけば確かに稼ぐことができますが、タイミングを間違えてしまい、暴落が起きなければ、マイナススワップを払い続けることになってしまいます。
ただ、それは当然のことで、ショートをするということはリスクの低いとされている低金利の日本円を買って、リスク高めの金利の高い外貨を売るわけですから、両通貨間の金利差はマイナスとなり、払うことになるわけです。
ただ、ユーロ円だけは特別・・・?ショートでもスワップが発生
しかし、よく見てみますと・・・
ユーロ円だけショートでもスワップがプラスになっています。
これは、政策金利が日本より低いから(マイナス金利)ということなのです。
金利が低ければ低いほどリスクが低くなるというのが投資の原則です。
なので、株暴落時、リスクオフになったときは、円より金利の低いユーロが買われるはずなのですが・・・・
ユーロ円のチャートを見てみましょう。
(ユーロ円チャート:SBI証券)
はい。このように株価暴落時、円高時にはしっかりと暴落してくれています。
つまり、市場心理としてはユーロより円の方がリスクが低いと考えられているわけです。
金利はユーロの方が低いのにリスクはユーロの方が高いというちょっと複雑な感じになっているようですね。これは短期金利はユーロの方がマイナスだけど、長期金利はユーロの方が高いとか、そういう理由のようです。
このあたり、しっかりとわかっていないと痛い目に合う気もしますが・・・
ですが、事実として、年初のフラッシュクラッシュ時、先日の米国利下げ後の夏枯れ相場など、しっかりと円高ユーロ安と下がってくれていますので、暴落時に稼ぐことが可能となっています。
ドル円チャートです。完全には相関しませんが、円安になるときはユーロ円もドル円もともに上昇し、暴落時はともに下落しているのが分かるかと思います。
買いはプラススワップの通貨で、売りはユーロ円売りで狙うのが良いか?
ユーロ円ショートならプラススワップでかつ、暴落時にも利益を得やすいという現在の前提でトレードすると、上昇局面はスワップ金の高い米ドル円等の通貨を買っておき、ショートを狙うときはドル円売りではなく、ユーロ円売りに切り替えるといいのではないかと。
それが、実践している「ドル円買いユーロ円売り両建て戦法」の形となっています。
現在のところは暴落局面でもしっかりと利益を得ることができうまくいっています。
このような感じで、両通貨ペアともスワップを受け取りながら、トレードができています。
ユーロ円ショートにおすすめのFX口座は
ユーロ円ショートは基本はプラススワップとなりますが、業者によってはなぜかマイナスのところもありますので注意が必要です。
私は「SBI FXトレード」を使っていますが、上記の通り、ユーロ円売りスワップも安定してプラスなのでおすすめです。
詳しくは「ユーロ円売りにおすすめのFX口座」を参考にしてください。
暴落狙いでドル円ショートをするくらいなら、ユーロ円ショートをしておいた方が良いかなというのが私の現時点での見解ですね。
もちろん、米ドル固有の暴落要素、暴落のタイミングわかるのであれば、あえてユーロ円売りにする必要はありませんが。
まとめ マイナススワップを発生させず暴落相場で稼ぐなら?
以上、「マイナススワップを発生させず暴落相場で稼ぐなら?」というテーマで書かせていただきました。
現状、ユーロ円売りのスワップはプラスになる口座がほとんどですので、円安時にユーロ円売りをしかけておくことで、スワップをもらいながら、円高に備えることができます。
円高対策としてのユーロ円売りは「STEP3「ユーロ円売りで円高対策」で詳しくまとめいますのでこちらも参考に。