DMM株の米国株取引手数料無料は本当に得なのか?

ども。投資軍師のかんべえです。

DMM株が2020年より米国株の取扱を始めています。

取引手数料無料ということで、業界では話題となっていますが、果たして本当に得なのでしょうか?

検証してみました。

DMM株米国株の詳細

DMM株米国株の詳細は以下の通りです

会社名 DMM.com
米国株取扱数 米国株:846

米国ETF:88
(2020年6月時点)

取引手数料 無料
為替手数料 1ドルあたり25銭
取引単位 1株
注意事項 円貨決済のみ

米国株取引手数料が無料 各社比較

DMM株は米国株取引手数料が無料です。

これはかなりすごいことです。

これまで米国株取引では、SBI証券、マネックス証券、楽天証券が手数料競争をしてきましたが、無料には遠く及びません。

各社米国株について比較してみましょう。

口座名 売買手数料 最低手数料 最高手数料 為替手数料
DMM株 無料 無料 無料 1ドル当たり25銭
SBI証券 0.45% 無料 20ドル 1ドル当たり25銭
マネックス証券 0.45% 無料 20ドル 無料キャンペーン中
楽天証券 0.45% 無料 20ドル 1ドル当たり25銭
サクソバンク証券 0.20% 5ドル 15ドル 1ドル当たり25銭

大手証券会社の売買手数料が0.45%であるのに対して、DMM株は無料です。これは大きいですね。

DMM株のデメリット なぜか円貨決済のみ

DMM株は取引手数料が無料の代わりに取引は全て「円貨決済」です。

米国株で利益がでて決済するたびに為替手数料が1ドル当たり25銭かかってくることになります。

他の大手証券会社であれば、米ドルのまま証券口座に置いておくことができ、また、再投資することができるわけです。

ただ、為替手数料を加味してもDMM株の方が割安です。

なぜなら、為替手数料1ドル当たり25銭というのは手数料負担率で考えると

0.25円÷1ドル110円=0.22%

1ドル110円でスプレッド25銭の負担を計算すると0.22%です。

一方、SBI証券等は売買手数料が0.45%かかるので、強制的に円貨決済であったとしてもDMM株の方が負担が低いわけです。

配当金のスプレッドが1円かかる

ただし、DMM株にはもう一つの欠点がありました。

それは配当です。

配当金も強制的に円貨決済で、しかもスプレッドが1円もかかります。

DMM株の為替手数料

DMM株オフィシャルサイトより抜粋)

つまり、DMM株の場合、配当が出る銘柄を長期保有してしまうと、為替手数料が少しもったいなくなるというわけです。

まあ、それを加味すると、コスト負担は大手証券会社とそこまで変わらない計算になるみたいですね。

例えば、1万ドルの米国株を買い1年後に決済し円貨に戻し、配当が3%=300ドルだった場合

  • SBI証券の手数料:(10,000ドル×0.45%)+(10,300ドル×0.25円)=7,075円
  • マネックス証券の手数料:(10,000ドル×0.45%)+(10,300ドル×0円)=4500円
  • DMM株の手数料:(10,000ドル×0.25円)+(300ドル×1円)=2,800円

これでもDMM株の手数料が有利ですが、配当を再投資、さらに長期保有していくことを考えると、徐々にDMM株の手数料負担が増えていくことになります。

ですので、DMM株は比較的短~中期の売買に適しているということになるのでしょうかね。

長期的に積立投資に使っていると、配当のたびに手数料負担が増えてしまうストックビジネスのような感じになってしまいますので、大きな資金は入れづらいかもしれません。

配当金を再投資、毎月コツコツ積立投資をしてストックを増やしていく投資スタイルでしたら、他の証券会社の方がいいかもしれませんね。

米ドル建てでストックできない

また、DMM株は円転のタイミングが選べないというのもデメリットの一つですね。

できれば、配当金も含め、円安の時に円転したいところですからね。

この点を踏まえると、やはり大手証券会社の方が良いかもしれませんね。

まとめ

以上、DMM株の実質コストを検証してみました。

やはり完全無料というわけではなく、為替手数料という形でコストはかかるようです。

ですが、それを加味しても概ね割安であることがわかりました。

長期的に積立、配当再投資を考えているのであれば、他の証券会社が良さそうですが、そうでなければ、DMM株が手数料割安なのでおすすめです。

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これを機に大手証券会社も手数料を下げてくれると嬉しいですね。