PR

スワップ金利生活におすすめの通貨ペアはどれか?

スワップ投資におすすめの通貨ペアはどれか?スワップ生活は可能なのか?

スワップ投資おすすめ通貨ペア

ども。投資軍師のかんべえです。

FXスワップ投資人気ですよね。私も長年実践しています。

そして、多くの人がスワップ金利だけで生活できるようになりたいと思っているようです。

それはなかなか難しいと思いますが、不可能ではないとも思います。

今回はスワップ金利生活を目指す人向けにスワップ投資におすすめの通貨ペアを検証したいと思います。あくまで個人的な考えです。

各通貨ペアのおおよその利回り

まずは各通貨ぺのおおよその利回りを見てみましょう。

各国の政策金利(参考:外為ドットコム政策金利一覧 2019年9月時点)

  • 日本:-0.10%
  • ユーロ:0.00%
  • 米ドル:2.00%
  • 豪ドル:1.00%
  • NZドル:1.00%
  • ポンド:0.75%
  • 南アフリカランド:6.50%
  • メキシコペソ:8.00%
  • トルコリラ:16.5%

現時点では以上のような金利となっています。

そして、スワップ金利の利回りもおおよそ上記の政策金利に近いものとなっています。(参考:スワップ金利の高いおすすめ通貨はどれか?各FX業者別比較まとめ

トルコリラ等は10%を超えており、資金があれば、スワップ金利生活も可能なのでは?と思ってしまいますよね。

私もFXを始めた当初は金利の高い南アフリカランドやトルコリラでスワップ生活を夢見ておりました。

では、おすすめ通貨は金利の高い通貨ペアなのでしょうか。

しかし、金利が高い通貨はその分、下落リスクが高い

金利の高さで行くと、トルコリラがもっともスワップ投資におすすめのように見えます。

しかし、金利が高い通貨はその分、下落リスクも高くなります。

トルコリラに3年スワップ投資した結果

私は身をもって体験しております。トルコリラに2015年からスワップ投資を続けました。

その結果・・・・

トルコリラ円チャート

40円台で買い続けていたトルコリラですが、どんどん下がり、スワップ金利以上の含み損が発生してしまいました。40円から最安値15円台と、50%以上の下落となってしまっています。

スワップ金利は確かに高いのですがトータルでは含み損が出ています。

つまり、利回りはマイナスで、スワップ生活を目指すのに足を引っ張られている状態となっているわけなんですよね。

※トルコリラスワップ投資の実質利回りについては「トルコリラをFXで3年半投資し続けて実感したリスクと本当の利回り」の記事に詳しく書いています。

金利が高い国はインフレ率も高く、地政学リスクも高く、下落トレンドが続く

金利が高い国はインフレ率も高い傾向にあります。(2019年概ねの数値)

  • トルコ:16%
  • メキシコ:4%
  • 南アフリカ:4.3%
  • アメリカ:2.0%
  • 日本:0.9%

単純に日本とのインフレ率の差額分、通貨価値は下落していくことになりますよね。

トルコの場合、インフレ率が16%あり、一定に推移すると、単純に日本との差額の15%ほど、通貨価値が下落していくわけです。

トルコの金利が16%あったとしても、ほとんどが通貨価値の下落で持っていかれてしまうわけです。

もちろん、インフレ率だけで為替が動くわけではありませんが、マイナスの影響を及ぼすことは間違いありません。

ですので、スワップ投資をするにしても、単純に表面上の金利の高さで選んではいけないというわけです。

ちなみに新興国通貨はいずれも下落トレンドにあります。

南アフリカランド円チャート

南アフリカランド投資

メキシコペソ円チャート

メキシコペソ円チャート

乱高下はしていますが、肝心なことは10年前の価格には戻っていないということですね。

ランドは10年前は10円以上ありましたが、現在は7円ほど、ドル円が落ち着いていても、元の価格には戻ってきていません。

メキシコペソも以前は10円台ありましたが、そこに戻るのはなかなか考えづらい状態になっています。

つまり、新興国通貨をメインの投資にしてしまうと、リスクが高いということです。

トルコリラのように大きく下落してしまって、元本割れしてしまい、利回りがむしろマイナスになってしまう可能性も十分にあるというわけです。

結論、スワップ投資も米ドルがおすすめ

結論としてはスワップ投資もおすすめは米ドルですね。

ドル円チャート

ドル円チャートを見てみましょう。

過去の歴史を見ても、下落してもまたすぐに回復してくるわけです。

つまり、過去の傾向通りであれば、毎月100ドルずつといった積立投資でもそれなりに利益が出る計算になるわけです。

スワップ金利は2%ほどありますし、下がってもまた割と短期で上がっていくので、スワップ金利を得つつも売買益も期待できる通貨になりますね。

金利自体はそれほど大きくない米ドルですが、上記チャートのようにリスクが低いですし、売買益も合わせればさらに高い利回りを得る可能性があるわけです。

暴落して元本割れしてしまう新興国通貨より、まずは堅実な米ドルをメインとすべきだと私は考えています。

※私も実際に米ドルスワップ積立投資は続けています。
⇒FXで米ドル積立投資を1年間続けてみた結果

長期的に新興国通貨を持っておきたい メキシコペソがおすすめか?

ただし、米ドルは上がりきってしまうとポジションがなくなってしまいます。

つまり、仮にハイパーインフレが起きて、1ドル120円、130円、140円となると、買いポジションをほとんど決済してしまって投資が終わってしまうことになります。

もちろん、決済せずにずっと積立投資するというのもありですが、これだけ乱高下を繰り返している米ドルですので、下がったら買い、上がったら少し売るというのが効率が良いと思っています。

そのルールでいくと、1ドル140円のような円安となると、保有ポジションがなくなりますので、長期保有用にもう一つスワップ投資用の通貨を持っておくといいと思います。

例えばトルコリラであっても、1ドル140円のような大幅な円安が来れば、それなりに価格は回復していると思いますね。

リラ、ペソ、ランド、いずれかで長期的に保有しておきたいところです。

個人的にはインフレ率や過去のチャートからしてもメキシコペソが良いかなと思っていますが・・・

参考:メキシコペソ積立FXをスワップ金利狙いで始めてみました。

また、新興国通貨は「新興国通貨FX(リラ、ペソ、ランド)で堅実に稼ぐための戦略を検証」の記事の通り、暴落時にのみ買う手法で行こうと思います。

まとめ スワップ金利生活におすすめの通貨ペアはどれか?

以上、ちょっと雑になりましたが、私のスワップ投資の方針を書きました。

個人的にはスワップ金利生活を実現させるためにメインは米ドルで、長期的にサブとして新興国通貨をどれか保有しておきたいと思います。メキシコペソが第一候補です。

政策金利や表面上のスワップ金利の高さにどうしても誘惑されがちですが、金利が高い分、当然、リスクは高くなります。

これは、レバレッジをかけなくても一緒です。

私のように含み損塩漬けになってしまうリスクは十分にあります。

実質利回り、期待値も考えて、スワップ投資を続けていくことが大切ですね。

以上、あくまで私の考えを書かせていただきました。少しでもお役に立てれば幸いです。投資はくれぐれも自己責任でお願いいたします。

タイトルとURLをコピーしました